私がなぜ摂食障害になったか

こんにちは!

 

今日は前回に引き続き、私の摂食障害についてお話ししたいと思います。

 

私は今までの人生の中でけっこう色々な経験をしてきているほうだと思いますが、そんな私が未だに一番孤独で辛いと思う経験ナンバー1は、摂食障害だった5年間だと思います。

 

ことの始まりは私が18歳の時・・・

 

高校の卒業を迎えて、今後の進路を考えなくてはいけない時期。

 

4歳からクラシックバレエを習っていて、小学校の高学年になる頃には、プロになることを目指して真剣にやっていました。

 

私はもともと身体が細く背も低く、何を食べても太らない体型だったので、小中高では特に体型を気にすることはありませんでしたが、18歳ぐらいで背が一気に伸び始めた頃から、段々体重も増えて行って、女性らしい体つきになって行きました。

 

普通に考えれば、女性として身体が変化して行くことは当たり前のことだと思いますが、それまで、「バレエをやっている細いみゆうちゃん」として知られてきた私だったので、家族も含め、周りからの反応は厳しい物でした。

 

バレエを真剣にやって行くには細いのは当たり前。

 

バレエの世界では(少なくとも私のいた世界では)、太っている=恥じるべき。普通に扱われる権利なし。という考えをみんな持っていました。

 

なので、前よりもぽっちゃっとした体型になっていく私に対して、4歳からお世話になっていて、第2の母親のような存在のバレエの先生からは、

 

「また太ったんじゃないの?」

「太ってんだから、当然お昼は抜きなさいよ」

 

などと言われるのは当たり前になって行き、公演のリハーサル中に、50人ぐらいの前で体重計に乗らされて、少しでも体重が増えていたら批判されるなど、かなりイジメに近いようなこともされましたこともありました。

 

だからと言って、大好きなバレエを辞めることはできない。

 

もの凄く狭いバレエの世界では、子供の時からお世話になっている先生を離れて他の先生に付くことは、すぐに悪い噂が広まってしまうので不可能に近いんですね。

 

またそのころ私の将来に期待している母親からも、体重が増えたことに対して批判されるのは日常になって行き、私が息抜きできる場所は段々無くなって行きました。

 

その年の冬・・・

 

クリスマスの公演で男性とペアで踊ることが決まったことをきっかけに、もの凄いダイエットをして、1ヶ月で6キロほど落とすことに成功しました。

 

その時は、自分の努力と周りに自分を認めてもらえたことへの優越感に浸っていましたが、その頃から私の知らない所で、確実に何かがおかしくなって行きました。

 

まずその頃から、体重を気にしなくてはいけないにも関わらず、一度に食べるお菓子の量が段々増えて行きました。

 

そしてそれから、家に買い置きしてあるお菓子だけでは物足りなくなってきて、一人でコンビ二に行くようになるのですが、最初はケーキ一個とポテトチップ1袋ぐらいだった量が、気付くと一回の買い物で3倍ぐらいの量を買うようになっていました。

 

最初の頃は、ケーキ一個とお菓子一袋で満足していたのが、次第にケーキ3、4個は普通になって行き、ポテトチップなど、部屋にいる時にずっと食べ続けているのが当たり前になりました。

 

食べたい欲求を抑えることができないのでどんどん食べる量が増えて行きましたが、それと同時に、食べた時の満足度は少なくなって行き、ただ食べ物を口に入れているといった感覚になって行きました。

 

その頃からバレエのレッスンも親や先生に嘘をついてさぼるようになり、その時間に何をしていたかと言うと、コンビニなどでお菓子などを沢山買って、歩きながらそれを食べたりしていました。

 

そしてそれを食べ終わると、次に目に入ったお店に入ってまた大量の食べ物を買う・・・

 

それを食べ過ぎて気分が悪くなるまでやり続けるというのがパターンになっていきました。

 

そうゆう行動をしている自分が、

何かおかしい。
狂ってる。


と思いましたが、だからと言ってどうすることもできず、ただ欲求に身を任せるしかありませんでした。

 

そのような状態が続いて少し経ったある日。

 

明らかに症状が悪化したと思った瞬間がありました・・・

 

家に一人でいた時に、食べたい症状に駆られて、冷蔵庫にある物を片っ端から口に入れて行ったんです。

 

でも何を食べても味はせず、ただただ食べ物を口に入れて行くといった行動を繰り返しました。

 

そして最後に食パン2斤を何も付けずに食べ尽くしてしまった時は、本気で怖いと思ったのを覚えています。

 

食欲を自分でコントロールできなくなってきていること。

食べている時に味が分からないこと。

ただ無心で口に食べ物を入れる自分。

 

また、どんなに食べても満足感や満腹感を全く感じないことに対して、怖い、何とかしたいと思っても、それを誰にも打ち明けられず、孤独感だけに苛まれる日々がこの後5年間続くことになります。

 

今回は、私の摂食障害がどのように発生したかについてお話ししました。

 

ネガティブなエピソードが多いですが、私の話をシェアすることで、メンタルヘルスがどれだけ影響を及ぼす可能性があるかを知ってもらえたら嬉しいです。

 

次回のブログでは、私がどのように自分で摂食障害から回復できたかについてお話ししたいと思います。

 

**************

 

P.S. 自分のメンタルの不調が食生活に影響しているかもしれないので何とかしてしたいと思っている方をサポートするため、女性限定メンタルヘルスケアオンラインサロンを運営しています。

 

ご興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください♪